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安田のどうらく神と濁酒の吉凶

所在地新潟県柏崎市大字安田
年代ある年
登場濁酒を売る老人
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

柏崎市安田のどうらく神は、特に酒造業者や糀屋が信心すると御利益の効果がすぐあらわれるといわれた。この近くに濁酒を売る小店を開く老人がいて、どうらく神を信心し、新酒をつくると必ず一瓶を供えることを続けていた。供えた酒が二、三日で空瓶になっていると必ずよい酒ができるといっていたが、ある年、供えた酒が二、三日たっても空にならない。心配していたところ、その年は二度も三度も酒造りがうまくいかず、どれも酢っぱくなって売れず大損をした。老人が七日間断食して祈ると、七日目に神は、今年はそなたに災難があるがわしが救っている、今年は酒をつくるな、来年は幸福を授けてやると告げた。翌年はすることなすこと図に当たり、借金も返すことができたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)

『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。

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