柳橋のどうらく神と星の落下地
どんな伝承か
信越線柳橋のガードの近くに、俗に「どうらく神」と呼ぶ道祖神社がある。鳥居をくぐると庚申塔や二十三夜塔が立ち並び、男根と女陰の石が各一基ある。鳥居の手前には石造の地蔵尊が祀られ、この地蔵尊は胸に二五センチメートルほどの男根を抱いている。道祖神社は昭和三十六年の台風と水害で社殿が壊れて建て替えられたもので、信越線開通前はもっと国道八号線寄りの道端にあったが、その後、四、五代前の極楽寺住職の夢に出た星の落下地点である現在地に移して社殿を建立したという。建て替えの折に本尊を見た者があり、本尊は石の棒であったと伝えられている。火の神、耳の神として信仰があった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。