明後沢の七日盆と髪洗いの薬水
どんな伝承か
八月に入ると先祖の霊を迎える盆の行事が始まる。その七日はナヌカビ、あるいは七日盆と呼ばれ、この日は薬水が流れるといわれた。明後沢では、朝早く川で髪を洗うと身についたアクが流れ落ちるとされ、人々は先を争うようにして、まだ暗いうちから川へ出て髪を洗ったという。この日は墓を掃除する土地も多かった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史)
『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』は、柏崎市史の資料集として編まれた民俗篇のうち、第四章「文化伝承」の信仰にかかわる部分を収める。柏崎市域のムラの神社とまつり、雨乞い・虫送りなどの祈願、家の神と屋敷神、民間小祠と路傍の石仏、寺と行事、修験、庚申講や米山講などの講を、聞き書きと「白川風土記」「神社明細帳」などの記録から記す。第六節「俗信」では予兆・占い・禁忌を分類して列挙し、昭和五十八年の熱田神社の年占の結果も載せる。