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送木御所の鉾を飾る中切の天王祭

所在地岐阜県可児郡御嵩町中切
年代伝承(口承)
登場送木御所、神鉾の献納者
出典妖怪談義(柳田國男選集 五巻)

どんな伝承か

美濃の可児郡上之郷村大字中切にある牛頭天王の社は古く、その摂社の弥五郎殿社には永禄六年の棟札が伝わっている。天王はもと宝泉寺という山伏寺の鎮守で、明治の初めまで真言の法印が仕えていた。祭礼には津島の天王と同じく車楽を引き出すが、日取りは旧暦七月十四日で、飾り船ではなく本物の車楽を二輛引く。土地の言い伝えでは、近くの送木という里に昔、送木御所という人がいて神鉾を納めたといい、今もその村の者が来て鉾の飾り付けだけは受け持つ習わしだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪談義(柳田國男選集 五巻)(柳田國男・柳田國男・妖怪学・1956年(昭和31年))

『妖怪談義(柳田國男選集 五巻)』は、柳田國男が妖怪についての論考を集め、昭和三十一年に自序を付して編んだ論集である。妖怪と幽霊の別を説く総論「妖怪談義」に始まり、川童・小豆洗い・ザシキワラシ・山姥・山男・大太法師・一つ目小僧・天狗などを、各地の言い伝えと方言の呼び名から考える。巻末に全国の妖怪の名を短い説明つきで集めた「妖怪名彙」を置き、大藤時彦の解説を付している。

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