ホトトギスのうた(兄弟)
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どんな伝承か
昔、仲の良い兄弟がいて、田畑を耕して働いていた。春になると近くの林に山芋が芽を出すので、それを掘りに出かけるのを楽しみにしていた。ある日、とても大きな山芋を見つけ、周りを大きく掘って人が入れるほどの穴にした。弟が穴の中に入ってさらに深く掘り下げ、先の尖った鉄の棒を使うことになった。兄がその棒を渡そうとした拍子に、穴の中にしゃがんでいた弟の頭に棒が落ちて突き刺さり、弟はまもなく息を引き取った。嘆き悲しんだ兄は、自分も命を絶ってしまった。それから間もなく、この林に聞き慣れない鳥の声が聞こえるようになった。山芋掘りで命を落とした二人が生まれ変わったものだろうと言われ、それがホトトギスであったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
桶川市史 第6巻(民俗編)――伝説・昔話(桶川市(編)・桶川市史・自治体史(民俗))
『桶川市史 第6巻(民俗編)』所収の伝説・昔話。埼玉県桶川市(桶川・加納・川田谷地区)に伝わる口承を採録する。
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