月見里神社の神憑かりが告げた日露戦争
どんな伝承か
明治三十四年、王仁三郎は久しぶりに清水の月見里神社に長沢雄楯を訪ねた。長沢は王仁三郎を神主にして神降ろしを行い、日露関係の神意をうかがった。天井から吊るした鎮魂石を凝視する王仁三郎に、長沢がユーユーと尾を引く笛を吹くと、王仁三郎は神憑かり状態になった。問答の中で王仁三郎は「日露の戦は明治三十七年二月に開戦し、日本が勝つが多くの兵の命が失われる。二年目の九月までに平和が来て、朝鮮の全部と樺太の南半分を得る」と具体的に予言し、後にことごとく的中したという。
原典より
「今年の八月………………それがのびたら明治三十七年の二月になる。三十六年の七月ごろから戦の機運が濃くなるが、開戦は三十七年の二月じゃ」—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。