少年宮城島金作に降りたヤチヒコノ命
どんな伝承か
明治二十五年、清水の稲荷神社に仕えていた宮城島金作という少年に、御穂神社の眷属ヤチヒコノ命が憑かり、稲荷の本当の神格を明らかにするよう長沢雄楯に命じたという。これを起源として、長沢は清水の月見里神社を拠点に稲荷講社を組織した。長沢の先師本田親徳が伝えた鎮魂帰神法を実践する秘教結社で、稲荷神は本来衣食住を司る神であるのに狐憑きの類と誤解されていると本田は説いていたという。
原典より
これは明治二十五年、同じく清水の稲荷神社につかえていた宮城島金作という少年に、御穂神社の眷属ヤチヒコノ命が憑かり、稲荷のほんとうの神格をあきらかにするよう、長沢に命じたことに起源をもっている。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。