金神さんの喧嘩と呼ばれた神憑かり合戦
どんな伝承か
綾部でナオの婿養子に迎えられた王仁三郎だが、ナオ自身との霊的な対立が続いた。二人は神憑かりの状態になると、互いに雄叫びして改心を迫り合った。王仁三郎によれば、精霊が憑くと芝居の台詞のように言葉が聞こえ、その通り言わぬと喉を締めつけられ、初めのころは中空へドーンと飛び上がり二階の天井に穴が開くこともあったという。本霊のスサノオが憑くと人が豆粒に、自分の腕が直径四、五十センチに見えた。この争いは「金神さんの喧嘩」と呼ばれ、近隣から見物客が押しかけるほどの騒ぎとなった。
原典より
最初のころは、押えがきかず中空ヘドーンと飛び上がり、二階の天井に穴があいたりしたこともあった。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。