ナオの日清戦争予言の的中
どんな伝承か
大本開祖・出口ナオは、日清戦争前年の明治二十六年夏、「来年春から唐と日本の戦いがある。この戦は勝ち戦じゃ」と口走った。文字も読めず世界情勢に疎いナオの言葉に、周囲の人々は「気狂い婆のたわごと」と笑ったという。だが翌年、日清戦争が始まると戦局はナオの予言通り日本の連勝で進み、黄海海戦で北洋艦隊を撃滅、旅順を占領して勝利は確定した。予言の的中により、ナオへの評価は一変したと伝わる。
原典より
ナオにたいする評価は、ついこのあいだまでの「気狂い婆」から百八十度転回して「おナオ婆さんに拝んでもらえ」といわれるようになったのである。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。