丹波に生まれた予言者が告げた帝国の滅亡
どんな伝承か
明治三十八年、日清・日露の戦勝気分に沸く日本で、ある人物が恐るべき予言を放った。やがて満蒙での戦争が引き金となってアメリカとの戦争が始まり、空からは重爆撃機が来襲して国じゅうが火の海になる。海には水底を潜る船が行き交い、補給線を断たれた大日本帝国は滅びるだろう、と。この予言者が出口王仁三郎である。彼は霧の深い丹波の国、いまの京都府亀岡市に生まれ、日露戦争から第一次世界大戦、関東大震災、満州事変、太平洋戦争、原子爆弾の投下と敗戦にいたる近代日本の運命を言い当て、さらに高度情報化社会の到来まで予告して、敗戦後まもなく生涯を閉じた。
原典より
文明開化の嵐が、日本全土に吹き荒れていたころ、丹波の国亀岡の穴太村では、かつてない水飢饉に襲われていた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。