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眼に見えない生き物と箱根さんのスサノオ

所在地神奈川県足柄下郡箱根町
出典奇譚草子

どんな伝承か

小田原の北村さんの友人に、箱根に住む「箱根さん」という元関取の老人がいる。箱根さんには目に見えない何かが憑いており、望むものを取り寄せたり、転びそうになった体を宙に浮かせて運んだり、人の死や結婚を言い当てたりする。ある晩、いきなり体に触れてきた声が「自分はスサノオという神である」と告げたのが、その関わりの始まりだったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

奇譚草子(夢枕獏)

『奇譚草子』は、夢枕獏が著した怪異譚集である。ここに収めるのは表題の部にあたる「〜の話」と題した短い話二十篇で、友人や知人が自分や身近な人の体験として語った生霊の手、階下で蹴ったばかりなのに二階に座っていた祖母、トンネルや雪山の死体、夜ごと来る小人などの話を、著者が聞き手として書き留める。各話は一つの出来事を短く語る小品で、末尾は箱根に住んだ元関取に憑いてスサノオと名告る存在の話で結ばれる。

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