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納戸のミコ神と娘に出るミコガミガサ

所在地鳥取県東伯郡
年代現代
登場神職の家の人々
出典日本の憑きもの――俗信は今も生きている

どんな伝承か

中国地方の東部から四国にかけて、ミコ神と呼ばれる神をまつる家が点々とある。多くは神職の家で、どの家にもあるというものではない。とくに鳥取県東伯郡の奥から岡山県の真庭・久米・苫田・勝田郡にかけての地方では、この神を家の納戸にまつり、片隅に五色の幣を立て、毎年十月から十一月ごろに赤飯を炊いて祭る。この神をまつる家の女の子にはミコガミガサと呼ばれるカサが出るといい、よそへ嫁いだ娘の子に出ることもあって、そのときは実家からミコ神さまを迎えて来れば治るという。

原典より

そして更に注目すべきは、この地方ではこの神を祀る家の女の子には、ミコガミガサと称するカサが出るという伝承のあることで、…—— 日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・1959年(昭和34年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・1959年(昭和34年))

『日本の憑きもの――俗信は今も生きている』は、石塚尊俊が昭和三十四年に著した研究書である。狐・犬神・蛇などの動物霊が人に憑くという俗信と、それを操るとされる家筋について、全国の伝承と近世以来の文書を集めて論じる。出雲・隠岐・豊後・土佐では筋の家の割合や縁組の偏りを調べ、憑きもの落としの行法や家の神とのつながりまでを七章で追っている。

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