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三輪の丹塗矢と厠

所在地奈良県桜井市大字三輪
年代神話
登場大物主神、セヤダタラヒメ
出典霊魂の博物誌――原始生命観の体系

どんな伝承か

便所を「厠(カワヤ)」というのは、母屋のそばに造った「側屋」だという説のほか、流れの上に造ったので「川屋」の意味だとも考えられている。人糞尿は肥料としては重んじられず、小さい流れの上に架した小屋の中から、その流れに放って流してしまったらしい。そのことは、三輪の大物主神が丹塗矢になって厠の下から、厠にはいったセヤダタラヒメ(勢夜陀多良比売)の富登を突いたという『古事記』の物語などからもうかがわれるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の博物誌――原始生命観の体系(碓井益雄・碓井益雄・民俗学・1982年(昭和57年))

『霊魂の博物誌――原始生命観の体系』は、動物発生学を専攻した碓井益雄が著し、昭和五十七年に河出書房新社から刊行した生命観史の書である。原始・古代の人々が霊魂をどう考えたかを、日本と諸外国の神話・民俗・言葉の資料から、気息や人魂、鳥や昆虫、影や夢として現れる霊魂の姿、内臓や屎尿・屁、心・知恵・言葉・感覚器官に宿るとされた霊の座に分けて記す。序章と全九章からなり、各章末に参照文献を挙げた注を付す。

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