疫病を鎮めた大物主神の神託
どんな伝承か
古代史では、初代神武帝と第十代崇神帝は同一人物ではないかという説がある。『記紀』では第二代綏靖帝から第九代開化帝までは系図を示すだけで事蹟を記さないこと、神武帝の別名「始馭天下之天皇」と崇神帝の別名「御肇国天皇」がともに「はつくにしらすすめらみこと」と読める点などが根拠とされる。崇神帝は大和国磯城の瑞籬宮を皇居とし、実質上の初代天皇だとする説もある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の妖怪(早川純夫・早川純夫・妖怪史・1973年(昭和48年))
『日本の妖怪』は、早川純夫が一九七三年(昭和四十八年)に著した妖怪史の読み物である。『出雲風土記』『日本書紀』から『日本霊異記』『今昔物語』、江戸の『新著聞集』などの随筆までの古典に記された妖異を、かかわりのある実在の人物や事件とともに古代から近世へ時代順にたどる。全八章で、引用は意訳を交えて『』でくくり、仏教談や霊験談、地方の民話はおおむね除き、第七章には江戸の見聞録から選んだ二十話を並べる。