村の人物と笑い話の数々
どんな伝承か
秦野市に伝わる世間話・笑話の数々。奉公人が屁でお灯明を吹き消したという話や、囲炉裏端でたばこの粉を飛ばし合った座興などが語られる。なかでも「極楽の光」は、四二歳のときバイクで七トンのトラックと正面衝突して意識を失い、極楽の光を見たという体験談で、意識が戻ってからはお薬師さまの言葉が聞こえるようになったと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史)
『秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪』は、神奈川県秦野市の市史のうち、民俗編の口承の部分を収めたものである。前半には市内で聞き取った動物・神仏・妖怪・人や村に関する話を地区名とともに載せ、河童やセンタク婆さん、グアン婆さんなどの妖怪譚を含む。後半の第四節「伝説」は一テーマ一話の方針で百話を採り、動物・植物、水、石・岩、山・坂・道・畑、塚、祠堂、家・村の七つに分け、既刊の類話を〔文献〕として要約して添える。