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八幡様と話した老人(神の化身)

所在地茨城県龍ケ崎市川原代町砂波
登場砂波の男(明治32年生)
出典竜ケ崎市史民俗調査報告書3(北文間・川原代地区)――伝説・怪異

どんな伝承か

砂波の男性は、八幡様の境内で八幡様そのものと言葉を交わしたと語る。八幡様は普通の人の姿に変じて、二度現れたという。最初は七十歳ほどの老人だった。拝殿の上には楠木正成・正行の別れの盃を描いた額と、三韓征伐の神功皇后が赤ん坊を抱いた家来を伴う額が掲げてあり、老人はそれを熱心に眺めていた。下の銀杏のあたりを掃除していた男性が近寄ると老人も寄ってきたので、ぜんそくによいと聞いて来たという老人に、八幡様のご利益のありがたさを語った。老人はいいことを聞いたと言い、男性が掃除に戻ろうとふと目をそらした瞬間、拝殿の上から姿が消えていた。降りて来るものと待っても二度と現れず、神様だったと思うほかないという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

竜ケ崎市史民俗調査報告書3(北文間・川原代地区)――伝説・怪異(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)

『竜ケ崎市史民俗調査報告書3(北文間・川原代地区)――伝説・怪異』は、竜ケ崎市史の民俗調査報告書のうち、北文間・川原代の両地区で聞いた伝説と世間話を収めた部分である。中沼の主のタニシや亀、ドウロクジンサマの大蛇、狐や狸に化かされた話、首切り田や底なし田、平将門の影武者、力持ちのジンシチなどを、明治・大正生まれの話者からの聞き書きで記す。話はムラごとに分け、話者の語りに準じて記して地区・性別・生年を添え、冒頭には話型名を付した昔話も含む。

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