秋も葉を落とさぬ椎の木屋敷
どんな伝承か
隅田川の岸辺に、かつて松浦家の江戸上屋敷があった。敷地には大きな椎が枝を広げており、そこから屋敷は椎の木屋敷と呼ばれていたという。この椎は道をおおうほどの大木でありながら、秋が深まっても葉を落とすことがなかった。季節がめぐっても青葉のままである様子が不思議がられ、本所七不思議のひとつに数えられた。木は大正十二年の関東大震災のときまで残っていたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集