堅川に浮かぶ追いつけない提灯
どんな伝承か
本所七不思議のひとつで、堅川のほとりに伝わる。夜更けに道を行くと、いつのまにか行く手に提灯の灯がぽつりと浮かぶ。近づこうとして歩を進めると灯は消え、また歩き出すと再び前方に灯がともる。そのくりかえしで、どこまで行っても追いつくことができない。似たものに送り拍子木があり、火の用心の夜回りが打つ拍子木の音に、後から追うようにもう一つの拍子木が鳴った。どちらも、まるで人を送り届けているように感じられたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集