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向島の夜道を照らす送り提灯火

所在地東京都墨田区向島(牛島明神)
年代不明
登場久保田藩士 三浦儀右衛門
出典怪談の世界

どんな伝承か

送り提灯火は江戸の町でも見られたという。久保田藩(秋田)の藩士三浦儀右衛門が、向島の下屋敷へ帰る夜半のことである。月も星もない闇夜で足もとがおぼつかなかったところ、いつのまにか提灯の光が足もとを照らしてくれた。誰かがついてきているのかと振り返っても人影はなく、ただ明かりだけがともっていたという。儀右衛門はこれを牛島明神の加護と考え、提灯を一挺奉納した。奉納しなければ二度と送り提灯火には出会えないと言われる。人に害をなさず、むしろ助けてくれる怪火である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

怪談の世界(山田野理夫・昭和中期(1977年頃))

ザシキワラシ(座敷童子)と福の神(怪談の世界)/遠野・東北の怪異伝承/家運の盛衰と怪音/妖怪と幽霊譚/山田野理夫の怪談採集

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