置賜発祥の地と伝わる置賜山
どんな伝承か
川西町小松のダリア園の南隣に、新義真言宗の松光山大光院長岡寺が建つ。開いたのは弘法大師の高弟真済僧正だと伝えられている。この寺にあるのがおいため山で、今でこそ置賜山と記すが、古くは置霊山の字を当て、置賜という地名はここに始まると語り継がれてきた。境内には置賜十四番の札所となる観音が据えられ、その御詠歌も残る。山には地蔵堂と納骨堂、阿弥陀堂が並んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活)
『置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊』は、置賜地方の民間信仰を、奥村幸雄・武田正らが項目ごとに分担して書いた民俗誌である。人の一生や食物・病気の禁忌、天気占い・作占い・予兆とまじない、ワカ(巫女)、病を治す薬師・道祖神・地蔵、死霊と魂招び・死水の習俗を、古老からの聞き書きや薬の書付を交えて記す。「禁忌・卜占・予兆」「生活の中の神々」「死霊」などの部に分け、項の末尾に執筆者名を記す。