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火傷を防ぐ火目観音と取り子

所在地山形県米沢市(火目観音)
年代伝承
登場親
出典置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊

どんな伝承か

置賜地方の子育てには数多くの禁忌があった。祝いの赤飯の重箱には、仲たがいしないようにマッチや手拭を返しものとして入れる。他人の米を食うと産婦は早く元気になるといい、山の神は産忌を特に嫌うので、産婦は屋外で太陽に当たってはならず、その履物を履いてもいけない。生後六か月で生える六月歯は親食い歯なので、子どもを川に流して他人に拾ってもらうという。オシメを夜に外へ干すと通り神がついたり風邪をひくといい、夜泣きの子には夜泣き松の葉や皮を焚いた。子どもが火傷をしないようにと米沢の火目観音に詣り、体が弱いときは寺や不動尊などの取り子にしてもらったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活)

『置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊』は、置賜地方の民間信仰を、奥村幸雄・武田正らが項目ごとに分担して書いた民俗誌である。人の一生や食物・病気の禁忌、天気占い・作占い・予兆とまじない、ワカ(巫女)、病を治す薬師・道祖神・地蔵、死霊と魂招び・死水の習俗を、古老からの聞き書きや薬の書付を交えて記す。「禁忌・卜占・予兆」「生活の中の神々」「死霊」などの部に分け、項の末尾に執筆者名を記す。

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