子の成長を願った三十三体の観音
どんな伝承か
谷川家の先祖に、子どもの育たない人があった。その人は子が無事に育つようにと願って観音菩薩三三体をお堂に上げ、供養料として水田一反歩、およそ九九二平方メートルを寄進したという。今、南日名公民館に安置されている観音菩薩が、その時の像だと伝えられている。
原典より
今、南日名公民館にあるのはこの観音菩薩だそうだ。—— 坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌)
『坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説』は、長野県坂城町の町誌上巻(自然編・民俗編)から、民俗編の数章を抜き出したものである。祟る所や神罰、ヒトダマ・狐火などの怪異、魔除け、植物の禁忌といった俗信を地区ごとの事例として番号を付けて並べ、続いて甘利さま、天田長者とほうず池、苅屋原の七不思議、貉和尚、夜泣き石など三十余りの伝説を収める。伝説の章は調査員の調査をもとに、以前の調査記録も二、三篇併せて載せる。