一ッ目入道(河童)と浅香庄太夫
どんな伝承か
新羽の浅香庄太夫が夜網の帰り、短刀を取りに戻ると一ッ目入道が短刀をいじっていた。組み打ちで豪力の庄太夫が勝つと、入道は目から光を放って道を照らし送り、使い切っても金の尽きない巾着を与えた。妻が中身を使い切ると以後たまらなくなった。一ッ目入道は河童だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県多野郡上野村の民俗 下(群馬県民俗調査報告書 第2集)
『群馬県多野郡上野村の民俗 下(群馬県民俗調査報告書 第2集)』は、群馬県多野郡上野村の民俗を調べた報告書の下巻である。この写しは「十二、講・妖怪・その他」の章だけで、八日見山・峠様・榛名様などの代参講、庚申講、トラ祭りと、勝山・新羽の両地区で聞いた山犬・オサキ・狐に化かされた話・再生・カッパ・オニンババの足跡などの話を収める。お札や庚申塔の写真を添え、近藤義雄の撮影と記す。