五月の節句に蓬と菖蒲を葺く
どんな伝承か
東京の都市部から寄せられた端午の習わし。五月の節句に、蓬と菖蒲で屋根を葺くというものである。全国調査の一覧では、お七夜の命名や生後三十日目の初宮参り、十一月十五日の七五三と同じ報告者の条として並んでおり、家の年中行事に関わる作法がひとまとまりで記録されている。葺く理由や由来については触れられていない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の俗信 1――迷信の実態(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和24年(1949))
文部省迷信調査協議会『日本の俗信1―迷信の実態』(昭和二十四年)。戦後の文化国家建設を背景に、昭和二十一年から宇野圓空を委員長とし今野圓輔・森秀男・古畑正秋らの人文・自然科学者・迷信研究家が、全国の児童生徒・教師を通じて行った大規模な迷信実態調査の第一回報告。