松尾大明神の碑が立つ上崎の入定塚
どんな伝承か
上崎には、新堀紺屋のおばあさんが生き入定したと伝わる塚のほかに、もう一つ入定塚と呼ばれる塚がある。そこに立つ碑には、正面に「松尾大明神」、右の側面に元和二年五月四日の日付、左の側面に「上崎村 新井監物」の名、裏面に「授栄道伝入定」と刻まれている。上種足にも入定塚と呼ばれる塚があるが、この二つがはたして生き入定の塚であったのかは明らかでないという。
原典より
上崎には、もう一つ入定塚といわれるものがある。—— 騎西町史 民俗編――伝説・昔話・妖怪(騎西町(編)・騎西町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
騎西町史 民俗編――伝説・昔話・妖怪(騎西町(編)・騎西町史)
『騎西町史 民俗編――伝説・昔話・妖怪』は、騎西町が編んだ町史民俗編のうち、方言一覧の末尾と第9章「伝説・昔話」を収めたものである。調査協力委員や地域の老人クラブを通じて集めた二十八話で、久伊豆明神(玉敷神社)の獅子、雷電社の雨乞い、和尚の説話、いぼとり地蔵、入定塚、念仏橋、狐やムジナに化かされた話などを、話者名や郷土誌の出典を添えて載せる。章のはじめに伝説と昔話の違いを述べ、神社・寺堂・塚と橋・行事のいわれ・妖怪談の五節に分ける。