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手まり歌が示すありなし塚の黄金

所在地群馬県渋川市有馬(ありなし塚)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第4巻

どんな伝承か

有馬には「朝日さす有馬の庄のその上に、ありなし塚のその下に、黄金千杯、朱が千杯」という歌があり、大正の末ごろまで子どもの手まり歌にまで唄われていた。ある夜、明日の朝早く黄金が十二頭の馬で赤城山へ運ばれる、その先頭の馬を切れば黄金が手に入る、とお告げを受けた者がいた。翌朝、行列の行く手で待ち伏せたが、先頭の馬には鎧甲の武者が乗っていて手が出せず、やむなく最後の馬に切りつけると荷が崩れ、こぼれ落ちたのは黄金だった。持ち帰った男は富を築いたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第4巻』は、日本の伝説を話型ごとに集成した叢書『日本伝説大系』の一冊である。茨城・栃木・群馬の三県に伝わる伝説を、男体・赤城の神争いや榛名湖の入水譚、平将門・源義家・親鸞・弘法大師などの事跡、河童・竜宮・長者・石・姥捨・九十九谷などの話型ごとに収める。各項は代表となる伝承地の話を掲げ、〔類話〕に各地の聞き書きを伝承者名や出典とともに並べ、〔文献〕に縁起・地誌などの古記録を抄出し、柳田・高木による話型名を添える。

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