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浅瀬を教えた四郎左衛門と藤団子

所在地富山県富山市水橋
年代伝承(口承)
登場源義経、畑等四郎左衛門、静御前、唐綾の上衣と唐鏡を与えた
出典日本伝説大系 第6巻

どんな伝承か

源義経が奥州へ落ちのびる途中、富山市水橋の地で常願寺川を渡ろうとし、浅瀬の在処を畑等四郎左衛門に尋ねて最も安全な場所を渡ったという。これが縁で四郎左衛門は一行と親しくなり、その夜は自宅に泊めた。人柄に惹かれた四郎左衛門は、滑川浦に住む弟を呼び、越後の寺泊まで送り届けさせた。義経は礼として大切にしていた念持仏を、静御前は唐綾の上衣と唐鏡一面を四郎左衛門に贈った。翌朝、四郎左衛門は藤の葉で包んだ団子を作ってもてなし、道中の無事を祈って別れたという。以来この村では毎年二月下旬に藤団子を作ると伝える。

原典より

源義経が奥州へ逃れてゆくとき、富山市水橋の地で、常願寺川を渡ろうとして浅瀬をたずねておられて、畑等四郎左衛門にその場所をたずねられた。—— 日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第6巻』は、富山・石川・福井の北陸三県の伝説を集めた伝説集成の一巻である。神々の国争い、弘法大師や義経の遍歴、片目の魚、猿神や化物の退治など、伝承地を示した話を掲げ、県別の類話と古記録の文献記事を添える。巻末に福田晃の解説「主人公にたどる伝承世界」と、県ごとに近世の地誌から市町村史・民話集までを並べた使用資料一覧を置く。

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