トップ石川県の伝承小松市

梭で殺された仏御前と難産の咎

所在地石川県小松市原町
年代伝承(口承)
登場仏御前、原村に帰り殺されたと伝える女性
出典日本伝説大系 第6巻

どんな伝承か

『小松近郷巡見道之記』は、小松の者の話として次のように記す。昔、仏御前が落ちぶれてかの村で念仏を修行するのが殊勝だといって、村の男たちがこぞって参詣した。仏御前が年若く格別の美女であったため、男たちの妻は疑心を起こし、嫉妬のあまり寄り集まって梭で仏御前を殺した。その子孫の女たちは今もその咎だといって、産に臨むと必ず風が吹くか難産になる。ゆえに戸を閉ざすか、他の村へ行って産む。村の者はそれを恥じて少しも口外せず、尋ねても必ずそのようなことは無いと答えるのだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第6巻』所収の「文化叙事伝説」全44話(福井・富山・石川=北陸)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

種別から探す

仏御前難産

小松市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第6巻』の伝承