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費用と鍬を分け合った三柱の神

所在地京都府亀岡市保津(鍬山神社)
年代伝承(口承)
登場請田、鍬山、持籠神、持籠で働いた三柱の神の一柱
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

丹波国の湖の水をどこかへ流してしまえば、あとに平地ができて五穀も実るだろう。請田神社・鍬山神社・持籠神社に祀られる三柱の神は、保津の谷川へ水を落とす手立てをめぐって、さまざまに知恵を出し合ったと伝えられる。話し合いの末、工事にかかる費用はすべて請田神が引き受け、その代わりに鍬山神は鍬をふるい、持籠神は持籠を担いで、それぞれ役割を分けて働いたのだという。亀岡に語り継がれる国造りの一話である。

原典より

〈高木——「穴切神社蹴裂明神」 柳田——「蹴裂の宮」〉丹波国の湖の水を全部何処かへ流して了うと、その跡に平地が出来て、五穀が実るというので、請田神社、鍬山神社、持籠神社の三柱の神様が、保津の谷川へその水を流す方法に就いて…—— 日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第8巻』は、黄地百合子・酒向伸行・田中久夫が滋賀・京都・兵庫の三府県を分担して執筆し、福田晃がまとめた伝説集である。丹波の湖を神々が切り開いた国造りの話、神同士の争い、英雄や長者の盛衰、蛇と人の話、魚・鳥・石・塚・祠堂の由来などを、各地の口承や記載資料から集める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、高木敏雄・柳田国男の対応する話名を付す。

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