六人部の七天神と麻呂子親王の誓い
どんな伝承か
『丹波志』の記事。六部郷の多保市村にあるものを天神一ノ社という。七つの天神を祀り、一ノ社が多保市、二ノ社が草山、三ノ社が大内、四ノ社が田野、五ノ社が生野、六ノ社が岩間、七ノ社が小野である。用明帝の王子麻呂子親王が丹後国の悪鬼退治に向かうとき、これらの神社に誓いを立て、二つの石を立てたという。親王は七天神をこの石に祀り込め、のち天文二十年のころに七か所へ七社を祀り分けたと伝える。親王が七天神をこの石に祀ったのは和銅年中のことだとも言うと記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。