如意尼に献じられた紫雲篋
どんな伝承か
淳和帝の第四の妃は丹後国余佐郡の人であった。摂津の武庫の山中に入って如意輪の法を修し、空海を招いて髪を落とし、如意尼と名づけられたという。この妃の同族に、水江の浦島の子と呼ばれる者がいた。浦島の子はそれより数百年の間、久しく仙境にあった。それが蓬萊宮である。天長二年に故郷へ帰った浦島の子は、仙宮から得た紫雲篋というものがあると言い、それを皇妃に奉ったと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。