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本光寺の辺で墓中の赤子を拾った道玄

所在地鳥取県岩美郡岩美町湯村(本光寺)
年代伝承(口承)
登場道玄、通玄、墓を掘らせた和尚、墓中で生まれた僧
出典日本伝説大系 第11巻

どんな伝承か

道玄和尚が岩井郡の湯村あたり、今の本光寺の近くを通りかかると、赤子の泣く声がする。不思議に思って声をたどると、それは墓の下からであった。和尚が墓を掘らせてみると、女の墓の中で子が生まれて泣いている。子を引き上げ、墓はもとどおりに埋めさせ、成人したら自分の弟子にしたいと村人に頼み置いた。年を経て再び訪れ、その子を弟子にしたのがのちの通玄和尚である。女は浦留の者で、奉公先の酒屋の手代と契ったが、手代が大坂へ去った後に亡くなっていた。ところが手代のもとには女が訪ねて来て三年も共に暮らし、連れ帰った故郷で初めて女はとうに死んでいたと知らされ、驚いて出家したという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

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