金のなる木で父を諭した子
どんな伝承か
殿様の給仕をしていた奥方が屁をしたため、怒った殿様はうつろ舟に入れて海へ流した。奥方は漁師町に流れつき、漁師の妻となって殿様の子を産む。成長した男の子は母から身の上を聞き、金のなる木を売ると称して御殿へ出かけた。そんな木はないと殿様がなじると、子は、屁をしない女が植えれば必ず金がなると言い返し、世に屁をしない女はいないと言った殿様に、ではなぜ母を流したのかと迫ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。