壱岐・喜三右衛門の幽霊船グゼ(甲子夜話)
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どんな伝承か
『甲子夜話』の著者松浦静山が、壱岐の喜三右衛門という男から聞いた幽霊船グゼの話。はじめは遠くに大勢の人声が聞こえるようであったが、船頭は心得ていて、まもなくグゼが来るので絶対に見てはいけないというので、船中にひれ伏していた。声が近づいてはなはだ騒がしい。見たくなって少し顔を上げると、帆をいっぱいに上げた大船が横ざまに走ってくる。人は大勢乗っているが、みな影のようで腰から下は見えず、手に手に何か持ってこちらの舟に汲み入れようとする。船頭は守り札のようなものでお祓いをし、やがて四方に灰をまきちらすと、グゼはついに舟を行きぬけ、しだいに遠ざかって行った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・昭和49年(1974年)8月20日初版・双葉社)
「お化けを守る会」世話人頭・平野威馬雄が、幽霊・心霊・物の怪・心霊科学を縦横に語る一書。第一章は読者から寄せられた現代の幽霊・たたり実話(八幡市の泣き声屋敷、秋田の生首屋敷、お盆の帰省霊、四谷怪談のたたり、双生児に取り憑く絞殺被害者の霊、大刈峠殺人事件の幽霊と霊能者・三好天泉による招霊で犯人像が捜査と符合した実録)を収める。
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壱岐市の伝承
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