船幽霊・船頭孫助の漂流体験(北越奇談)
どんな伝承か
松前を出て佐渡沖で逆風に遭い船が砕け六人の舟子が海没。孫助だけ板きれで漂流するうち、青ざめやせ衰えた舟子らの幽霊船が何度も現れては高波に砕け消える恐怖を体験。三日目に救助され、寛政年間に橘茂世が訪ねた時は73歳だった。
原典より
海で遭難した人々の霊魂が、夜な夜な海上をさまよっています。—— お化けと幽霊(大高興・1978年(昭和53年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けと幽霊(大高興・1978年(昭和53年))
『お化けと幽霊』は、大高興が昭和五十三年に青森市の北の街社から出した、お化けと幽霊と心霊現象の解説書である。仮死からの蘇生の話や霊魂論に始まり、青森県内で撮られた心霊写真の実例、こっくりさんなどの霊界通信法、天狗・寝太り・鎌鼬などに出会った話、幽霊の存在説と否定説・分類・人相学、人魂までを扱う。問答の形でお化けを語る節や観察と記録の手引きを交え、巻末に五十音順の心霊用語集を付す。