漂着の姫を殺して起きた眼病
どんな伝承か
箱船が漂着し、七人の漁師が引き上げて中をあらためると、内側は漆塗りで、長持ちや櫃が光り輝いていた。七つ八つの童女と侍女が二人乗っており、童女は伊予の姫で戦を逃れてきたと訴えたが、漁師たちは哀願する三人を叩き殺してしまった。やがて漁師の一人の目がただれて盲となり、眼病は村中に広がる。三人の祟りとされ、女たちと箱船を焼いた場所に石を建て小松を植えて拝んだのが姫松さまである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。