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内村に鎮まる隅州二之宮の由来

所在地鹿児島県霧島市隼人町内(奈気木の杜)
年代伝承(口承)
登場蛭児、伊弉諾尊、祀られる御子神、父神
出典日本伝説大系 第14巻

どんな伝承か

奈毛木森は内村にあり、地頭仮屋から戌の方へ一里ほどの所に二之宮大明神を安置する。祭神は蛭児一座で、例祭は二月の初め。隅州の二之宮と呼ばれ、歌の名所として詠まれた歌も多い。昔、伊弉諾尊の御子の蛭児神は三歳になっても脚が立たなかったので、天盤機樟船に乗せて棄てられ、ここに漂い着いた。その船が枝葉を生じて大樹になったといい、奈毛木の名は父母の神が脚の立たぬことを嘆いて棄てたことに由来すると伝える。海から一里余り離れた地に船が漂着したことを疑う人もあるが、近くの姫木城跡の岸壁に高く波の洗った跡が残ることから、神代にはこのあたりまで入海であったと知られると記す。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第14巻』は、熊本・宮崎・鹿児島の三県に伝わる伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。阿蘇の大鯰や海幸山幸など神話に連なる話から、為朝・景清・人丸姫の伝承、長者や河童・狐の話、池の主や大蜘蛛退治、狩人と犬の話までを収める。各項目は口承を重んじた例話を冒頭に据え、梗概にした類話と、『肥後国誌』など近世以後の史料を原文で引く文献を続け、全体を文化叙事伝説と自然説明伝説の部に分ける。

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