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竹籠で作る一丈六尺の大人弥五郎殿

所在地鹿児島県曽於市
年代伝承(口承)
登場武内宿祢、火闌降命、里俗が大人弥五郎に擬する人物、隼人記が大人弥五郎の祖とする神
出典日本伝説大系 第14巻

どんな伝承か

旧曽於郡大隅町の八幡の祭では、十月五日の浜下りのときに大きな竹籠を編んで大人の立像を作り、大人弥五郎殿と呼んだ。像の丈は一丈六尺七寸、囲みは九尺。頭には冠を着せ、木綿十三反の梅染の単衣をまとわせ、大小の太刀を佩かせ、大きな荷包を提げ、手には矛を持たせて村中を挽いて歩いたという。里の人はこれを武内宿祢と伝えるが、『薩藩名勝考』は隼人記によれば大人弥五郎は火闌降命の子孫であると按じている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第14巻』は、熊本・宮崎・鹿児島の三県に伝わる伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。阿蘇の大鯰や海幸山幸など神話に連なる話から、為朝・景清・人丸姫の伝承、長者や河童・狐の話、池の主や大蜘蛛退治、狩人と犬の話までを収める。各項目は口承を重んじた例話を冒頭に据え、梗概にした類話と、『肥後国誌』など近世以後の史料を原文で引く文献を続け、全体を文化叙事伝説と自然説明伝説の部に分ける。

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