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置き去りにされた百合若の報復

所在地沖縄県うるま市字安慶名
年代伝承(口承)
登場百合若大臣、主人公
出典日本伝説大系 第15巻

どんな伝承か

上様が側近を一人選ぶことになり、候補は百合若大臣と、ある兄弟二人の計三人に絞られた。兄弟は自分たちが選ばれようと企み、百合若を無人島へ誘い出して置き去りにして帰った。百合若は四年のあいだ島で生きのび、見る影もなく変わり果てた姿で漁の船に助けられ、故国へ戻って上様のもとに下働きとして雇われる。ある日、例の兄弟の供をして野遊びに出た百合若は、かつて自分が使っていた弓矢を借り受け、その場で二人を射殺した。事情を聞いた上様は、百合若を側近に取り立てたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第15巻(山下欣一・遠藤庄治・福田晃(編集執筆)・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第15巻』は、山下欣一・遠藤庄治・福田晃が奄美・沖縄本島・沖縄先島の編集執筆を分担し、福田晃が全体をまとめた伝説集である。島々の口承伝説を、市町村の民話集や大学の口承文芸研究会の採集稿、近世の文献から集め、天地や人類の始まり、島建ての神、キジムナー、蛇婿、津波、御嶽や墓の由来などを収める。第一部「文化叙事伝説」と第二部「自然説明伝説」に分け、各話を例話・類話・文献・参考の順に並べ、類話は地域別に配列する。

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