疱瘡に効く為朝の大きな木像
どんな伝承か
武田八幡宮の境内に為朝の宮があり、為朝の勇ましい姿を表した古い木像が納められている。像は普通の大人よりずっと大きく、昔は疱瘡がはやると、この木像を信仰すれば必ず治るといわれ、遠くからも近くからも参拝者が訪れてにぎわったという。像には、甲西の落合村の深沢文兵衛源真房が彫ったことを示す墨書が残っている。
原典より
武田八幡宮の社地に、為朝の宮があって、為朝公の勇姿を象徴した、古い木像を存している。—— 韮崎市の民話伝説(韮崎市教育委員会・1967年(昭和42年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
韮崎市の民話伝説(韮崎市教育委員会・1967年(昭和42年))
『韮崎市の民話伝説』は、韮崎市教育委員会が昭和四十二年に発行した民話・伝説集である。韮崎・円野・中田・穴山・藤井・神山・穂坂・清哲・旭・大草・竜岡の十一町で民俗資料調査員が集めた百六十八話を収め、武田信玄・勝頼や鎮西八郎為朝、弘法大師の話、山の神のたたりや化かされた話などに話者名や『裏見寒話』などの出典を添える。巻頭に昔話と伝説の解説を置き、本文を木・石・水・塚・坂峠・山・谷沢・屋敷跡城址・祠堂・その他の十部に分ける。