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水の代わりに栗がらで清める冠り栗

所在地山梨県韮崎市穂坂町上今井(山神社)
年代伝承
登場話者
出典韮崎市の民話伝説

どんな伝承か

穂坂町上今井の部落に、お山の神さんと呼ばれる山神社がある。古くから霊験が厳重で、最も不浄を禁ずるとして、婦女子は山に入ることができなかったという。その山神社の祭礼には、祭主以下の神職がとくに厳重に沐浴しなければならないが、この地方は昔は水が少なく尊いものであったため、水の代わりに栗がらをもって沐浴に替えた。これを冠り栗という。また供え物の野菜である菜大根も、土を落とし汚れを払うのに水で洗わず、栗のからで拭いてそのまま供えたということである。

原典より

穂坂町上今井部落にお山の神さんと云って山神社がある。—— 韮崎市の民話伝説(韮崎市教育委員会・1967年(昭和42年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

韮崎市の民話伝説(韮崎市教育委員会・1967年(昭和42年))

『韮崎市の民話伝説』は、韮崎市教育委員会が昭和四十二年に発行した民話・伝説集である。韮崎・円野・中田・穴山・藤井・神山・穂坂・清哲・旭・大草・竜岡の十一町で民俗資料調査員が集めた百六十八話を収め、武田信玄・勝頼や鎮西八郎為朝、弘法大師の話、山の神のたたりや化かされた話などに話者名や『裏見寒話』などの出典を添える。巻頭に昔話と伝説の解説を置き、本文を木・石・水・塚・坂峠・山・谷沢・屋敷跡城址・祠堂・その他の十部に分ける。

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