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駿河社に祀られた将門妃の落人悲話

所在地群馬県多野郡神流町(駿河社)
年代伝承、将門敗死(940)後
登場平将門、駿河姫
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

神流川流域の多野郡中里村(現神流町)には駿河社という社があり、将門の妃の落人伝説を伝えている。将門敗死後、遺族は秩父郡伊佐間城に籠ったがそこも落ち、駿河一族を従えて逃れる途中、妃は下僕に辱められたことを恥じて自刃し、里人がその跡に祠を建てて祀ったという。別伝では、するが明神に将門の末娘が家来と逃れ、白ひげの老人にかくまわれて夫婦の契りを結んだが、最後は二人で心中し村人がこれを祀ったとも伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

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