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二見ヶ浦の里人が見た神兵の幻

所在地三重県伊勢市(二見ヶ浦)
年代天慶3年(940)2月13日夜半
登場平将門、里人、翌日に誅戮された武将
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

伊勢神宮にも将門調伏にまつわる伝えがある。『伊勢大神宮神異記』によれば、将門が討たれる前日にあたる二月十三日の夜半、二見ヶ浦の里人たちは、鎧兜を身につけ白雲に乗って東の空をめざして駆けていく神兵の姿を幻のように目にした。ほどなくして将門が滅んだという知らせがもたらされたと言い伝えられている。醍醐寺の御剣や八幡の老翁の矢と同じく、将門の死を神々の働きに帰する伝承の一つである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

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