新田義興主従の首を葬った十三塚
どんな伝承か
入間市扇町屋にはかつて十三塚があった。新田義興とその家来、あわせて十三人の首を葬った塚だと伝えられる。もとは愛宕神社の後ろから東、北へかけて十三の塚が散らばっていたが、いまは上野原地蔵尊の裏に一基が残るばかりである。十三塚は鴻巣市や北本市、杉並区、世田谷区、稲城市、横浜市など各地にあり、多くは戦死者を埋めた塚で、なにかしらの祟りがあると恐れられている。
原典より
入間市扇町屋に、十三塚があった。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))
『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。