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小男鹿が大師を導いた小鹿坂

所在地埼玉県秩父市田村(小鹿坂)
年代天長年間(八二四―八三四)
登場慈覚大師、慈覚大師、僧(霊地を求めて山路を開いた)
出典武蔵の伝説

どんな伝承か

秩父市田村に小鹿坂がある。秩父札所二十三番の音楽寺に伝わる縁起によれば、天長年間、慈覚大師が霊地を求めて関東へ下り、この地に尊像を安置して山道を切り開いた。そのとき多くの小男鹿が現れて、大師を案内したという。このことから、この坂は小鹿坂と呼ばれるようになったと伝えられる。『伝説の秩父』に載る話である。

原典より

秩父札所二十三番の音楽寺の縁起によると、天長年間(八二四―八三四)に、慈覚大師が霊地を求めて関東に来て、この地に尊像を安置して山路を開いた。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))

『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。

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