釜伏峠の関所と通行料
どんな伝承か
秩父妙見社の祭りの日、参拝客は往きに釜伏峠を越え、帰りは荒川沿いの道を通る一方通行が習わしだった。峠の入口の秋山村では道に縄を張り、股引をはいた旅装の参拝客から通行料を取ったが、村人は無料で通れたという。峠道には旅人を泊める大黒屋という旅籠があり、釜山神社に近い高中集落の田島兼董の家も『高中の店』と呼ばれ旅人に物を売ったり宿を提供したりしていた。頂上近くの関所跡は、実際には建物のない縄でのとうせんぼ程度のものだったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秩父・奥武蔵伝説たわむれ紀行(神山弘・1984年頃(昭和50年代))