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天籟寺の祈雨祭・川渡り朔日と神社の柴の祟り

所在地福岡県北九州市戸畑区天籟寺(菅原神社)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

戸畑区天籟寺では、日照りには祈雨祭、長雨には祈晴祭を村ぐるみで行った。年に一度は名護屋の浜から砂を運んで社前に敷いたが、参拝者が草履の裏に付けて持ち出す砂を返す行事だという。若い衆は毎月二十四日に天満宮に集まる「若い衆寄り」を開き、徴兵検査を逃れる祈願に通夜をすることもあった。旧六月晦日の夏越祭は「おんばらい」とも呼び、茅の輪をくぐって夏負けを防ぎ、牛馬を川で洗った。十二月一日は「川渡り朔日」で、烏が鳴く前に村人全員が黙って参拝し、口を利けば戸口をまたいで参り直した。お汐井は天籟寺川の小石である。正月の松は村内の山なら断りなく切れたが、神社の柴は一枚でも持ち帰ると祟るとされた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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