合馬の塚山と馬蹄石
どんな伝承か
小倉南区合馬で聖地として大切にされているものに、塚山と馬蹄石がある。合馬小学校の近くの道路沿いにある一坪ほどの岩には小石が寄せられていて、人々はこれを塚山と呼ぶ。また原集落の外れには畳半畳ほどの石があり、茶碗ほどの大きさの馬蹄の形が刻み込まれている。弘仁二年(八一一)、原の権現様の祭典のおりに経典を積んだ神馬が踏んでできた跡だと伝えられ、馬蹄石の名で呼ばれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。