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天籟寺山の戸畑下りとお汐井汲み

所在地福岡県北九州市戸畑区天籟寺
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

戸畑へ下る天籟寺山は、道中で花(酒)を受け、ある家の前では山笠を止めて居神楽をあげ、祝儀の酒を振る舞われるのが例だった。戸畑の八幡神社に着くと戸畑山笠への神移しの神事があり、これは今も変わらない。続いて各山がそろって渡し場に出てお汐井汲みをする。天籟寺山はいつも最後尾の三番山で、これに業を煮やし、大正年間に「空山を最後尾にして天籟寺山を二番山に」と申し入れたが実現しなかったと伝わる。その後各山は戸畑の町を練り歩き、夜は築港の浜に集まって提燈山に姿を変え、東西の山と共に干潟を練った。満潮にかかるため、手間取ると潮が上がってくることもあった。昼と夜の道具の取り換えは小若い衆が担った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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