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東谷木下の豊前坊お籠りと峯入りの祠

所在地福岡県北九州市小倉南区大字木下本村(城山)
年代伝承
登場区長、村人、修験僧
出典北九州市史 民俗

どんな伝承か

東谷では、月遅れの盆が終わって田の草取りが一段落したころ、区長が重立った人たちに語って豊前坊様のお籠りの日を決める。日が決まると牛馬を持っている各家々へ伝達し、豊前坊をまつってある木下本村の人々は、午前中に豊前坊へ上る山道の草払いをする習わしがあった。豊前坊は、木下で一番高い城山の南に三〇〇ほど離れた、笠がしらというマツの木が生えていた岩山の上に、みかげ石の祠の中にまつられていた。秋の彦山修験道の峯入りの道筋に当たり、修験僧は祠に参って祈禱し、その夜は木下本村の天疫神社に泊まった。祠の下の参道筋には相撲をとった土俵の跡が今も残る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)

『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。

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